風紀委員Girls! 316
「あっいや…そういう意味じゃなくてだな…言葉の誤だよ!言葉の誤!」
「そうやって剥きになると、益々怪しい…」
「ほんと、『僕は他の子とはヤッてしまいました』って、言ってるようなもんじゃん…」
「そ、そんな…」
「ふふ、舞には黙っておいてあげますから、私たちに協力するって約束して下さいよぉ〜」
「お、お、おう…」
旬が陥落した瞬間だった…
「昨日の晩な、舞が俺ん家に来たんだよ」
「あれ、マジで」
「ああ…でも、舞は途中で出て行った。お前らのダチの早坂の家に行ったんだと思う」
「桜のね」
「芸能事務所にスカウトされたって噂の彼女か」
「凛さん、意外とよく知ってんのね」
「それゃあ、清美1の美少女だからね…いろいろ噂も入ってくるよ…」
「早坂が美少女か?俺にはそうは思えねーけどな…」
「アンタの趣向は、一般人とはだいぶヅレてるからよ…」
「なっ!…何にぃぃ!」
「(まったくこいつら…)」
子供の喧嘩みたいな言い争いに明日香が呆れながらも
「…で、舞は誰かと一緒だったんでしょ?」
「ここから先はあいつには秘密だぞ」
旬は少し声をひそめた。
「一緒にいたのはユリナさんってモデルなんだけどよ…有名人なのか?」
「ユリナって超人気モデルじゃん!滝谷くんソレ知らないのかよお」
「確か妹は私たちと同じ学年だったな、明日香」
「ええ、ユリナの本名は本多友里菜…つまり真里菜のお姉ちゃんだよ。」
「ああ、そんなことユリナさんも言ってたっけかな…」
「それで滝谷は、天野舞には言えないようなことを…ユリナとシッちゃった訳だな?…」
「グっ…;」
「そうそう、ポケットからパンツが落ちるなんて変だもんね。」
「天野舞が早坂桜の家から突然帰ってきた…、それで慌てたアンタは、パンツも穿かずにズボンを上げた…」
「その後、落ちていたパンツを舞に見られないようにポケットに隠した…そういう事だったのかぁ〜」