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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 306

「会社の社長?……青海ならともかく、黒獅子だったら直に誰だか分かるんじゃない?」
「ええそうなんでしょうけど、そんな気はないは…」
「それ以来訪ねては来ない訳?」
「風の噂によるとその会社暫くして潰れて…ご両親は離婚したみたい…」
「まあ…天罰かしら?」

「でも榊原先生は強いなぁ〜!なんだか女として憧れちゃいますよぉ」
「強くなきゃシングルマザーなんてやってけないってぇ。しかもレイプされて授かった子を育ているのよ…」

「そうだね…」
利奈は由真の過去に、どこか引っかかるものを感じていた。


…一方、桜咲学園生徒会室。

「…ごめん、静香。私が全部悪かったんだ」
「気にしないで…もう終わったことだし、恨んでもいないわ」
青山静香に謝罪した井口佳奈。
2人の間の溝は埋まったようだ。

「佳奈さんも一緒に、今回の問題解決に協力してください」
「ああ、もちろんさ」

「清美の人たちも相当動揺しているから、ここは私たちが力を貸す時だと思うのよ。」
静香はしみじみと言う。

「そうよ、同じ女として今回のことは絶対に許せない!もう桜咲も清美も関係ないよ!」

「佳奈さん…よく言ってくれたは!…そうね、これは桜咲も清美も関係ない…男と女の戦いなのかもしれないはね…」

静香は佳奈の手を取った。
「(あの頃とは目の色が全然違うな…)」
佳奈は静香に気づかれないよう、ため息をひとつつく。

「静香さん、佳奈さん」
そこにやってきたのは雨宮椎奈。
「生徒会宛にこんなものが…」

椎奈が持っていた紙を、静香が開く。

『桜咲生徒会長様へ 交渉のお願い』

「交渉?」
「誰が書いたかもわからないんです」
「場所も聞いたことないですわね」

佳奈がその紙を2人から奪い取る。
「どれどれ…うん?…ここは…半年前に潰れた運送屋の倉庫がある場所だな…事務所とかも取り壊されず残ってるらしいし。これ、罠くさくないか?」

「そうね…迂闊に行きでもしたら、椎葉さんと同じ目に合うでしょうね…」

「警察に連絡する?…」

「それはどうかしら?…ここに送られて来たってことは、次に襲うのは桜咲の生徒を狙っているって忠告だと思うのよ…」

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