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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 289

「えへへ…」
舞は照れながら笑顔を作る。

「(お似合いの2人ね)」
ユリナはそれを温かく見つめる。

「じゃあまたね」
「おう」
旬は、ユリナの車が発進して走り去るまで見届けた。

「ふぅ…」
満足感と、どこか申し訳なさが混じった気持ちを持って、旬は自分の部屋に戻ったのだった。

翌日の生徒会室…

「アリシア!それって本当なの?!…」
結花と和葉の報告を聞いて、舞は驚きの余りアリシアに確認してしまう…

「舞が驚くのも無理ないのは分かります…私も初めは耳を疑いましたもの…」

アリシアは眠たそうに目を擦る。
昨日、あれから帰宅し夜遅くまで調査データの編集と確認に追われていたのだ。

報告内容…碧とノブアキが婚約者の関係であること。そして、碧が黒獅子の連中からレイプ未遂の被害にあっていたこと。それを止めたのが佐伯祐樹であること…
そして、木戸樹・春日愛・渕上茉莉亜の3人の兄、姉とノブアキとの関係…

「話が複雑に絡んできたわね…」
「碧の心のケアが必要なのかな…」
舞が頭を悩ませ、美咲も考え込む。

…そのとき、生徒会室のドアが開く。
入ってきたのは美菜子。

「美菜…どうしたのよ…なんか青ざめた顔で…」
「いや、あのな、大変なことだぞ…」
「何があったの?」
可憐が尋ねる。

「桃子が…気を失って倒れていたらしい…集団レイプの可能性が、って…」
美菜子が震える声で、言葉をつないだ。

「で、桃子は?!…」
「今病院らしい…ことが事だけに、公にはされていないけど…」

「集団レイプって、黒獅子の連中が?…」
数年前に起きたという、あの事件が頭に過ぎる…

「ええ…滝谷旬が警察に連行されたって…」
「そ、そんな!…」

「旬はそんなことするわけないよ…」
「でも、現場に姿があったって…」
旬を信じたい舞だが、美菜子の報告は不利なものばかり。

「昨日の夜は旬は家にいたはず…私が帰ってから、家に戻っていたもの…」
「桃子は夜通し何十人にも乱暴されてたみたいだから…たまたま朝居合わせただけって可能性はあるよね」
真里奈が言う。

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