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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 29

「でも昨日会った時、碧ちゃんにそんな様子は見えなかったけど…」
彩花が思い出したように言う…

「そりゃーねぇ〜碧は虐められようが、嫌味を言われようが、大抵のことはスルーしちゃうんじゃない?」
「確かにぃぃ」
皆が"うんうん"と首を縦に振る。
碧の天然マイペース振りは、誰もが認める一種の才能なのだ。

「…でも、裏で本当に碧が何か言われてたら心配だな」
「碧っち、あまりそういうこと言わないからね」
「立場が立場だけにね…」
心配そうな面持ちのアリシア、明日香、可憐。

「でもー、もしそうだとすると…どうしよっか。碧ちゃんは風紀委員じゃない」
「それが問題なの…」
夏織の言葉に、舞は深く考え込む…

「お泊まりデートなんてことが知れたら、『清く』『美しく』をモットーに掲げている清美の生徒には相応しくないって騒ぐ連中が出てくるはね。」
「だから何としても、碧と青山ノブアキの関係は隠蔽しなくちゃ駄目よぉぉ」
「その為にも一刻も早く青山ノブアキに会って、事の真相を聞き出したいところだけど、どうすればいいのぉよぉ?」
「こうなりましたら、黒獅子の滝谷旬の力を借りるしか手がないのではないでしょうか?…」
「そうね…もう黒獅子と青海の対立うんぬんよりも、碧ちゃんを守る方が先決だはぁよぉ!」


生徒会室を出て教室へ。
風紀委員は1年1組と2組にほとんどが在籍している。
舞や唯などは1組、碧も同じクラスだ。

「うーん、碧ちゃんから直接話聞く?」
「…でも、いきなり突っ込んだ話はできないよね」
舞、唯、夏織、明日香たちが話していると、そこに碧がやってきた。

「おおお皆さんお揃いでございますね…」
「あ、碧ちゃんおはようぅ〜;」
一歩たじろいでしまいながら、挨拶を交わす舞、唯、夏織、明日香たちの面々…

「ところで舞さん…」
「えっ?私?」
「昨日お話ししておりました青山家での茶話会、本日なんですが、どうなされまぁす?」

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