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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 279

「あ、ありがと、舞…」
桜の目に涙が溜まる。
「私も、舞と、みんなと、離れたくないよ…でも、どうすればいいのかわからなかったんだ…」
「桜ぁ…」
その涙につられ、もらい泣きしてしまう舞。

「ユリナさんがフロンティアプロモーションには寮があるって言ってくれた…引っ越すことよりも、ここに残ることを考えて、みんなを頼って欲しいんだ…」

「そんなことして…許るして貰えると思う?…」
「許すも何も…弟さんたちだってその方がいいに決まっているよ…桜の頑張る姿は、絶対自慢になるでしょ?」

「私の頑張る姿が?…」
「そうだよ…だから早くテレビに出られるようになって、一日も早く弟さんたちを迎えに来なくちゃ!」
「そ、そうだよね…頑張らなくちゃね…」
桜は涙声になりながら、舞の手を握り返す。
「事務所に話してみる…もちろん弟たちにも。ありがと、舞…舞がいなかったら諦めているところだった…」
桜は涙を拭きながら舞に笑顔を見せた。

「桜…」
舞は一緒に泣きながら、桜の手をぎゅっと握った。

緊張が緩むと、涙がポロポロと溢れ出てきた…

「もう舞ったら…鼻水も出てるよぉ〜…」
そう言う桜も、顔をくしゃくしゃにして泣いていた…

「クス…桜だって美少女台なしだよ…そんな顔、絶対誰にも見せちゃダメだからね…」
「うん分かってる…こんな顔見せられるの…舞だけだよ〜…」

お互いに涙を拭きあって、すっかり冷めてしまったお茶を飲む。
桜もいつもの笑顔が戻った。

「今度、事務所に相談してみるよ」
「うん、私たちにも手伝うことがあったらなんでも協力するよ!」

舞は少しした後桜の部屋を出た。
2人きりになった旬とユリナのところに向かう。

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