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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 264

恐る恐るといった感じで身体を返す碧の手を取り、裕樹は自分の左胸に誘う。

「ドキドキしてんだろ?僕だって碧さんと一緒だよ…」
「裕樹くん?‥」
「こんなデカいから上手く出来るか滅茶苦茶不安で‥今までこんな機会があっても‥デキなかったんだよね;‥」

下着の上からピクリと反応する祐樹の剛直。

『ごめん…祐樹の、なんだか怖い…』

幼馴染、今でも関係の続く井口佳奈が祐樹のソレを見て口にした言葉だ。
ただでさえ小柄な佳奈に無理をさせたくない祐樹は、それ以上彼女には何も求めなかった。

「だから、男として、正直、自信がなくて…」
言葉の途中で額を小突かれた祐樹。
「碧さん?」
碧は祐樹の額を小突きながらも、笑顔で、祐樹に顔を近づけ、唇を重ねた…

「うぐぅ…ぐぅ!…」
く曇った声を発する祐樹を抱きしめ、碧は必死になって唇の中を愛撫した…

碧は嬉しかった…
自分の恥部を隠すこと無く晒け出してくれた祐樹が愛しかった…

ここで祐樹と交わることは、自分のトラウマを解消する為なんかじゃなく、本当の意味で祐樹とヤリたいんだと、心底思えてきたのだ…

碧はドクドクと鼓動を続ける祐樹の胸をグイッと押さえ、力を込めて押し倒す。
「んんっ、んんんっ…」
濃厚なキスを浴びせ続けたまま、祐樹の身体に馬乗りになる碧。

「う、ぷはぁっ」
ようやく唇同士が離れた。
碧は戸惑う祐樹の顔を見て、微笑んだ。
「祐樹くん…力抜いて、楽にしてね…」
腰を浮かせ、そそり立つ祐樹のモノの頂に、自らを導こうとする。

「焦らないで…ゆっくり…ゆっくりとだ…
僕はもう逃げたりしないから…自分のペースで…大丈夫だから…」

こんな情けない自分の為に、自らを差し出してくれた碧に、堪らなく感動していた…
そんな碧を出来るだけ傷つけたくは無かった…

祐樹は自分の動きを封じ、碧に全てを委ねようと心に決めた…

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