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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 26

「…そりゃまたエラいところですな」
「絶っっ対、桜咲の下になんか入んない!」
溜息つく涼、鼻息荒いのは唯。

「桜咲ってさ、お嬢様学校ってのは有名じゃん。でも、それ以外じゃ名前は聞かない。例えば、部活とか」
何故か生徒会室にあるサッカーボールを指でクルクル回すアリシア。
「アリシア、何が言いたいのさ」

「要するに底は浅いってことじゃないかしら?…」
「確かにアリシアの言う通りかもしれないは…」
「どういうこと?…」
「桜咲がお嬢様学校と言っても、青山家を除いてはそのほとんどの家庭は中流に過ぎないのよ…」
「セレブを気取っていても、何の裏付けも無い絵空事に過ぎない…そういうこと?
「そうね、部活動も盛んじゃない、かと言って進学率も良いとは言えない…お嬢様学校という肩書だけよね…」

「ならば、付け入るスキは十分あるってこと?」
「まあ、それは間違いではないと思う」
ノートパソコンの蓋をパタンと閉じる美咲に、舞が言う。

「対決してみても面白いかもね…」
不敵に微笑むアリシア。
「はい」
「うりゃあ!」
アリシアが投げたサッカーボールを、夏織がヘディングで返す。

「対決といっても、あの子たちが乗ってくるとは思えなくない?」
「確かにペインティングされたネイルを気にして、糠に釘状態じゃない?…」
「暖簾に腕押しってこと?…」
「マリシアあんた外人のくせに、難しい言葉知っているのねぇ〜」

アリシア・シャーロット。
金髪碧眼、両親とも純英国人だが、生まれも育ちも日本のためそのハートに持つものは日本人よりも強いらしい。

「青山ノブアキをだしに使えば?」
「はぁ…どういうこと?」
生徒会副会長・風紀委員一の「策士」一ノ瀬可憐が舞に提案する。

「勝負に勝ったほうが青山ノブアキに近づく権利を有する。そうすれば目の色変えてくるわよ」
「逆にそうすると、うちら負けられんやん」
唯がエセ関西弁で突っ込む。

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