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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 244

「誰よそれ?…そんな子、清美にいた?…」
可憐が訝し気に舞の顔を覗き込む…

「う、うん…」
舞は曖昧に答える…

可憐が知らないのも無理もなかった…
木戸樹も春日愛も渕上茉莉亜も…影の薄い、目立たない存在なのだ…

「目立たない、地味って言うけど…結構可愛い子だよね」
「まあ、そうだね」
舞と美菜子はクラスの委員長・副委員長も務めているので、クラスのメンバーも把握している。

「…木戸ちゃんなんかはほとんど喋ってるの聞いたことがないんだけどね」
美菜子も腕組みして考え込む。

「その3人ってもともと仲良かったりするのか…」
唯がスマホを弄って美咲と樹里菜に調査依頼を行う。

「一緒にお弁当を食べてる訳でも無いし、確か出身中学も3人とも違ったんじゃないかな…」
舞は記憶を手繰り寄せながら言った…

「それが学校外では“イツキ、アイ、マリア”って呼び合う程の仲ってことなんすかぁ?…」
興味津々といった赴きで身を乗り出し、信吾が会話に入ってきた…

「学校外まで注意してみてるわけじゃないから、なんとも…」
舞は考え込んだまま。

そこで唯のスマホが唸る。
「美咲からだ。さすが早いね」
メールを開くと

「…なるほどねぇ」
「何か手がかりあった?」
美菜子が唯の隣に。

「2年前にあった緑台の男子生徒が黒獅子の男子に集団リンチされた事件」
「うん…それが?」
「その被害者は、木戸樹のお兄さんだった」

唯は続けて
「もうひとつ…春日愛のお兄さんは青海にいたらしいけど、去年退学してる」

「退学したって、それって原因はなんなんすかぁね?…」
信吾は結構この話題を面白がっているのかのしれないね;…

「そこまでは分からないけど、春日愛のお兄さんも黒獅子の連中に相当いびられていたらしいはね…」

「木戸樹のお兄さんも春日愛のお兄さんも黒獅子に恨みを持っていた…」

「ええ…それに渕上茉莉亜のお姉さんは、黒獅子の奴らにレイプされて…精神を病んでしまっているは…」

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