PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 233
 235
の最後へ

風紀委員Girls! 235

「うん…わかってる」

伊織がインターホンを押す。
少しのやり取りの後、扉を開けて姿を現したのは背の高い女性。

「うわ…すっごい美人…アレが八頭身って言うのかな」
「外人みたい…というか、本物の外人さんなのかな?」
「あの人がノブアキのお母さん…それともお姉さん?どっちだろう」
PCの画面に映るその姿を見て、美咲・舞・可憐が呟く。

「どことなくノブアキに似ている…」
「うん…目鼻立ちがはっきりとしていて、日本人とは思えないよね…」
「あの褐色な肌は日焼けなのかしら?…」
「多分地肌じゃないかな?…東南系の人なのかしら?」

そういえば、風呂やプールで見たノブアキの裸も、綺麗な褐色だったと舞は思う…
その時は、日焼けしているものとばかり思っていたんだけど…

彫りの深い顔立ち、浅黒い肌。
伊織と交わす会話に外人独特の片言感はない。

「日本語も流暢だね」
「こちらに来て長いのかしら」
映像を食い入るように見つめる3人。

伊織が会話を終えて出てくる。
「どうだった?伊織?」
「ええ、あの方、ノブアキのお母様ですわね」

「そうなんだぁ…ノブアキは随分と早くに出来た子供って訳か…」
感心して舞が呟く…

「年若くしてノブアキを産んだあの女性が、ノブアキを手放さなければならなかった理由って何だろう?…」

「いろいろ考えられるけど…やっぱり金銭的なことが大きいんじゃない?…」
「なるほどね…それじゃあ青山家がその養子縁組みを必死で隠そうとする訳は?…」

舞・美咲・可憐の3人は頭を悩ます。

「この人が愛人だったとは考えにくい?」
「…今のところは」
「どこかの国の難民とか、あまり考えたくないけど、不法滞在とか…」
「…それじゃ一大事じゃん」

『悪い人ではないと思いますわ…優しくて、気遣いの出来るいい方で…』
伊織が3人に向かって言う。
「まあね、そうじゃなきゃ初めて会う宅配業者にお茶なんて出さないしね」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す