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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 226

望んでいたこととはいえ、思いがけずに積極的な涼に戸惑ってしまう…

「ちょっ、ちょっと待って…」 
涼の腕から逃れようともがいてみたが無駄だった…

「逃げないで…この時をずっと待っていたんだよ…」

明日香は、涼の両手できつく抱きしめられた…

「涼…」
やっぱり逃げちゃダメか。

「明日香のことが大好きなの、大好きだから、だから、逃げないで…私の前からいなくならないで…」
涼の声が震えていた。

…涼、何かあったの?

「涼…!」
明日香は身を翻して涼をベッドに押し倒し、きつく抱き返した。

自分が女の子に特別な感情を持っていることは、前々から気づいていた。 
生徒会の皆が、ノブアキや旬に対して黄色い声を上げるのを横目で見ていた。
増しては2人の男の象徴など、明日香にとってはただのグロテスクな産物以外の何ものでも無かったのだ。

明日香が本当に興味を持っているのは、女の子の柔らかい身体だけだった…
それでもいかにも興味があるように皆に合わせ、自分本来が持っている欲望を封印する日々を送るしかなかったのだ…

「明日香、明日香ぁ…」
涼の瞳から、大粒の涙が溢れる。
「泣くなよ、涼…」
そう言っている自分も、何かが込み上げてくるのがわかっていた。

「大好き…」
涼の顔、髪をそっと撫で、明日香は唇を重ね合わせる…

それは欲望という欲求が叶う瞬間だった…

もしかしするとそれは…女の子であれば涼でなくてもよかったのしれない…という思いも過ぎるが、今は涼だからこそ…と思う気持ちを優先させる…

ぎこちないキスを交わしながら…明日香は至福の時を堪能する…

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