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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 224

「残念ながら私は相手に出来ないけど…」
「も、もちろんです;…そんなこと考えていませんから…」 
「そうだろうな…アンタには私なんかじゃなくて、もっと美少女系がお似合いだよね…」
「い、いえ、そういう意味じゃなくて…ホントそんなこと考えていませんって…」

「ふぅ〜ん、やっぱアンタ…ノブアキを着けて来たんだろ?…」

「は、はい…すいません…」
「私に謝ってどうすんだよ〜、ま、ノブアキが気になるってのはわからんでもないけどさ」
佳奈は明日香の肩をポンポンと叩く。

「で、でも、舞…いえ、会長から言われて…」
「あぁ、清美の生徒会長ね。あの子ちっちゃくて可愛いよね〜、アンタにはああいう子みたいなのがお似合いだと思うよ?」
「い、いえ、舞は彼氏…あっいや」
「…?会長、彼氏いんの?」

「あ、まだ詳しくは知らないから…」
あまりおしゃべりはよくないもんな…

「それってさ、黒獅子の滝谷旬だろ?…」

「あっ、知っていたんですか?…」
「ちょっと見ただけで分かるさ、あの生徒会長さんが滝谷旬を見詰める眼差しは熱かったからね…」

まあ、舞は思っていることが顔に出やすい子だからな…

「祐樹がああなっちゃった手前、私は黒獅子に興味もないけどね」
「はあ…」
「ま、頑張って頂戴」
肩をポンと叩いて、佳奈は立ち去っていく。

その場にぽつんと立ち尽くす明日香。
そんな時、スマホが振動する。
…メールの主、『洲崎涼』

『今日家の親いないんだ…明日香の家にお泊まりしてもいいかな?』

もちろんOKなんだけど、このままノブアキの動向も突き止めずに、立ち去っていいものかと明日香は迷った…

明らかにノブアキは人目を避けてここにやって来たのだから、何か人には言えないことがここにはあるのは間違い無いと思えた…

どうしよう?…
明日香は涼への返事に躊躇ってしまう…

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