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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 222

「あ、ごめんなさい…たまたま家の近所だったから…」
ここで面倒を起こしたくは無かった…

「最近ノブアキの周りを嗅ぎ回っている奴がいるって聞いたけど…あんたなの?」
明らかに敵対心を持った言い方だった…

「それは誤解だよ。私は青山ノブアキのこと、何とも思ってはいないですから…」

正直気になることではあるのだが、これ以上厄介になるのは避けたい明日香。

「へぇ…ならいいけどさぁ」
佳奈の方もそこまでは追及しない様子。

ノブアキのことは惜しいが、今日のところはいったん引き下がろうと明日香はその場を立ち去ろうとする。
と、そこに
「静香に…会ったの?」
「はい?」
「聞いてんのさ…青山静香に、会ったのかって」
「はあ…静香さんとは一度、確かにお会いしましたが…」

「で、何だって?…清美に転校でもしたいって相談受けたのかよ?…」

静香さんが清美に転校?…
そんなの有り得ない…

「静香さんには私の方が話しに行ったんです、だからそんな話しは聞いていませんから…」

明日香が言うと、佳奈はふっとため息を吐く。

「静香は、私たちを避けてるのかな」
「…わかりません」
自嘲気味に笑う佳奈を、明日香は訝しげに見つめる。

「言っとくけど、彩未は全然悪くない。悪いのは全部私たちだ」
彩未の名前まで出た。
そして、佳奈があっさり口を割るとは、明日香も想像していなかった。

「じゃあ、なぜはっきり本人に謝らないんですか?」
「認めないんだよ、言うこと聞かないんだよ…彩菜がさ」

これって、佳奈と彩菜の内輪揉めってことだろうか?…

「やっぱり、静香さんと彩未ちゃんを虐めていた事実はあるってことですよね?…」
恐る恐る聞いてみる…

「ああ…あの2人には散々酷いことしたよ…私は頭を下げなきゃ、毎日の目覚めが悪くてならないんだ…」

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