PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 21
 23
の最後へ

風紀委員Girls! 23

スクロールする画面は、滝谷旬から佐伯裕樹に変わる…
「(まあこっちよりはいいかぁ…)」

かわいいとも思える童顔の佐伯裕樹…
このあどけない少年が、まさか滝谷旬よりも大きい…正に恐怖にも値するモノを持っていようとは、誰が思うだろう?

「(男のモノは、見掛けじゃ分からないもんなのね)」
舞は滝谷旬と佐伯裕樹のモノから、何かを学んだような気がした。


―翌日。
いつものように学校に向かう舞。

「おはよっ、舞」
「あぁ、おはよ、明日香…って、またすごい量ね」
通りのコンビニから出てきた明日香は袋いっぱいのお菓子を買っていた。

「お祖父ちゃんの馬券は絶好調のようね」
「へへ、お察しがよろしくて。舞ちーにもなんかあげるよ」
「うん、それは教室ででいいや」

すると…
「ねえ、あれ」
「…黒獅子の連中?」
「うん…囲まれてるのは緑台の男の子」
舞と明日香が向ける視線の先、黒獅子の連中数人が、緑台高校(共学の公立校)の男子生徒一人を取り囲んでいた。

「1人相手によって集って…」
胸ぐらを掴まれる男子を見ながら、舞はぼそりと呟く…

「なんかぁ夕べからモンモンとしちゃってさぁ、身体を動かすのに調度いい機会じゃない?」
お菓子の入った袋を地面に置き、肩をバキバキと鳴らす明日香…

「風紀委員としては黙って通り過ぎる訳にはいかないはよね…」
舞はポニーテールにしていたゴムを外し、黒色の髪を風に靡かせた。

当然というべきなのか、この集団の中にあの滝谷旬の姿はない。

「あーのさー、弱い者虐めってみっともない気がするんだよねー」
「そうそう。彼なんか悪いことしたの?」
舞と明日香が集団に歩み寄る。

「あぁ!?テメーら女にはカンケーねーことだよ!」
「そんなことで見過ごすわけにもいかないのよ」

「お嬢ちゃん…俺らは女だって手加減はしねーぞ…痛い目に会いたくなかったら、さっさと消え失せろぉや…」
高校生とはとても見えない男が低く声を上げる。

「ふっ笑わせるんじゃないはよ…痛い目に会うのはどっちかしらね…」
舞は一歩も怯むことなく、男の方に歩みを進めた。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す