PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 215
 217
の最後へ

風紀委員Girls! 217

…恵里姉がノブアキのことを?
真里奈は菫の言ったことがよくわからなかった。

「恵里奈さんの部屋は3階だったな」
エレベーターに乗って、3階まで上がる。

「ここだね」
ドアの横のプレートに『本多恵里奈』と書かれていた。
真里奈の緊張が、さらに高まる。

「それじゃ私は此処でな…」
「あ、ありがとう…助かった。」
見上げるようにして、お礼を言う…

「そんなこと気にすんなって!…また会おうな真理奈…」
差し出される大きな手の平を、真理奈は赤い顔をして握った…

菫はその場から立ち去っていく。
真里奈がここを出るときに、また迎えの者が来るという約束になっているそうだ。

「ふう…」
真里奈は緊張する中、姉の部屋のインターホンを押した。

『はい?』
「あの…恵里姉…私、真里奈だけど…」

『えっ?…ま、真里ちゃん?…うそぉ〜!うそぉでしょ?!…』

バタバタとした音と共に、恵里姉が走り寄ってくるのが分かった…
ガチャガチャと施錠を外す金属音が、真理奈のいる廊下側にも響き渡った…

「恵里姉〜、そんな急がないでもいいよ〜、私は逃げも隠れもしないって〜」

「だ、だって、まさか来るとは思わなかったもん…」
そういう姉に、思わずクスッと笑ってしまう。
こういうところは昔と変わってないなぁ…

ドアが開く。
「…久しぶり、恵里姉」
「真里ちゃんこそ…何かあったの?」
優しく微笑む恵里奈は、真里奈が大好きだった昔の面影そのままだった。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す