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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 213

真里奈の真剣な眼差しに、静香の心も動く。

「私も気になることはたくさんあります…しかし今までは知る術がありませんでした」
「私たちも力になります…静香さん、是非」
「ええ、非常に心強いことです」

真里奈が右手を差し出すと、静香がそれを握り返す。

桜咲と清美の、歴史的な一歩の始まりだ。

これで何かが変わってくれる…
静香は心底上手くいくことを願っていた…

それでも一抹の不安はあった。
今まで静香とて、兄であるノブアキの出生を探ろうと、探偵を雇ったこともあったのだ…
しかし報告に来てくれるその日に事故に合い、その探偵は今でも病院のベッドの上で寝たきりとなっていた…

だからこそ、1人だけで調査するのには不安があった。
ただでさえ桜咲で孤立気味の静香は清美の面々にすがりたい思いもあった。

「私も是非、清美に行って舞さんたちとお話したいと思ってます」
「舞も静香さんのことは気にしてますし、是非一度」

舞のことは、碧の家でのあの別れからずっと気になっていた…
ノブアキが舞に対して行なおうとした卑劣な行為は、メイドに聞いて知っていた…

それでもあの時の舞は、落ち込むどころかとても嬉しそうだった…
それは舞をノブアキから助けた滝谷旬との間に、何か嬉しいことがあったに違いないと静香は思っていた。

ゆっくり話しが聞きたい…
舞と友情関係を築いた静香の当然な欲求だった…

「近いうちに清美に行きたいですね」
「そのときは私が迎えに行きますので…」
「ええ、助かります」
ノブアキを巡る話はお互いが手を組んで調査することで決着がついた。

「では、ご案内しましょうか?」
「えっ…」
「恵里奈さん…お姉さんのところへ」

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