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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 3

「で、アタシら、何すればいい訳ぇ?…」
ブラシで髪を梳かしながら、唯は鏡越しに舞を見る。

「夜遅くは勘弁して下さいよぉ。寝不足はお肌に悪いんでぇすかぁら〜…」
その横から夏織は、マスカラの効いた睫毛をパチクリさせる。

誰から見ても風紀委員は似つかわしくない二人…
それでもいざ仕事となれば、その力を最大限に発揮することは、ここにいる誰もが分かっていた。

「2人には滝谷の周辺偵察を任せたいの。万が一何かあったときのために後方支援でアリシアたちもついてるから」
「おっけー、硬派なトップを追いかければいいんだね?」
「まだ直接攻撃はしちゃだめだからね?」
「りょーかいっ」
舞が唯・夏織の2人に指示を出す。

「そしてもう一組―○崎西!」
「ちょ、あたしだけ伏字!?」
「仕方ないじゃない」
舞が茶髪癖っ毛の少女・洲崎涼の肩をポンとたたく。
「で、舞ちん、私たちの仕事は?」
ケラケラと笑いながら尋ねるのはその相方・西山明日香。

「涼と明日香は青山の偵察をお願い。後方支援は以下同文」
「「了解っ!!」」

美咲の作った"滝谷旬"と"青山ノブアキ"のデーターを受取り、それぞれに部屋を出ていく少女たち…
「よかったぁ〜私絶対に、滝谷の方が好みだぁなぁ〜」
「そう?青山ノブアキの方が女慣れしてそうで、上手いかもぉよぉ〜?」
「そうとは限らないよぉ。いくら遊んでいるからって、こういうおぼっちゃまって、1人よがりが多いもん!」
「滝谷の童貞は私が貰うはぁ!」
「青山ノブアキだって童貞かもしれないじゃん!?」

舞は廊下から木霊する彼女たちの声を聞きながら、頭を抱えた…

「あたし達も行く?後方支援」
彩花が舞にニヤリと笑って尋ねる。
「ね、念のためね!」
「素直じゃないなー、舞ぃ。ほんとは舞も2人が童貞だって―」
「う、うっさいわね!これは風紀委員としての任務遂行よ!」
舞、彩花、桃子の3人もしばらくした後、部屋を出て行った。

「…元気なもんね」
部屋に残った美咲は、パソコンでデータ収集を始めたのだった。

黒獅子工業にほど近い喫茶店で、手渡されたデーターを広げる唯と夏織。

「それにしても美咲…よくもこんな事細かく調べ上げたもんよね…」
「身長体重はいいとしても、靴のサイズなんて必要あるぅ?」
「それを言うなら、滝谷の3サイズだって必要無いでぇしょ。…これはもう美咲の趣味の域よね。」
「まあ、見てて面白くもあるけどぉ〜…」
「ねぇ唯ぃこのデーター、もっと完成度上げさせてあげない?」
「完成度って…?」
「ここに載って無いサイズ…まだあるじゃない…」
「やだぁ夏織……ふふっでも美咲、絶対喜ぶよねぇ」

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