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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 199

「うぉおい旬!!お前、童貞卒業したんだってかぁ!!」
勢いよくバルコニーの扉が開き、全裸の水上直矢と赤羽根龍次が飛び出してきた。

「(うはぁ@@スッパぁ♪〜)」
「(これって目の保養ってことよね♪)」
アリシアと明日香が瞳をキラキラさせる。

「それって、真面ぃ〜?もしかして今日じゃないって訳ぇ〜?」
下着姿の彩花と可憐、続いて美菜子と桜も出て来た。

「お、おい、お前ら…」
「ちょっと、なんで…美菜も桜も…」
周りから囃し立てられ、旬も舞も顔を真っ赤に染める。

「カップルの成立でございます」
明日香がしみじみと言い出す。
「悔しいけどお似合いねぇ」
アリシアも頷く。

「おい…」
「…何の話なのよお…」

「まあ皆がアンタら2人のことを心配してぇ、ってことなんだな…」
美菜子が笑いながら舞の頭を撫でる。

「全くぅ〜それならそうだと早く言って欲しかったよ!」
可憐が膨れ面を作って言う。

「俺らのやったことはただのお節介に過ぎなかったって訳かょよ;」
直矢が笑いながら旬の頭をクシャクシャと掻いた。

直矢と龍次の手荒い祝福を拒む旬。
美菜子や可憐、明日香たちに弄られ顔は真っ赤、涙目の舞。

「なーんだ、勘違いかぁ」
「…勘違いで良かったんだよ、たぶん」
それを見ながら苦笑いする真里奈と和葉。

「こっちは一件落着ね。問題はノブアキかしらね」
「?」
彩花の言葉にアリシアは首を傾げる。

「ノブアキ…?彼がどうかしたんですぅ?」

皆がどこか心配気に彩花の顔を見る中で、舞は複雑な心境だった。
皆にとってノブアキは、王子様的な憧れの存在なのだ。

舞だって昨夜までそうだった…
旬と天秤にかけることもあったのだ…

そんな舞に気づいた旬が、そっと肩に手を置いてくれる。

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