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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 20

少し肩を落とす夏織に、美咲は
「しょうがないよ。私らにはできないこともある…由真センセ含め、先生にも頼るところは頼っていこうよ」
「ま、そだね」
「滝谷旬の好みとか性癖もわかって、2人には感謝してるわよ!」
「へっへへ、そりゃどーも」

「作戦自体はうまく行ったんだしいいんじゃないの?」
「もちろん♪」
アリシアが人数分の紅茶を用意してやってきた。
「樹里菜もご苦労様」
「ありがとうございますー」

「それでどうです?滝谷旬のサイズ?」
ティーカップを差し出しながら、樹里菜の前のディスプレイ画面を覗き込むアリシア…

「なかなかのモンだはね…男子高校生の標準サイズをずっと上回ってるは…」

「そうなぁんだぁ…それじゃ滝谷旬の弱味を握ったことになりませんよね…」
「アリシア、それってどういうことよ?…」
「だってコレがタンショウだったりホウケイだったりすれば、誰にも知られたくも無いでしょうけど、これだけ大きかったら、自慢にしかならないでぇしょう〜」

「ま、まあ、それはそうかもね…」
「それに、今後を考えるにあたって、割と『どうでもいい』データのようにも映ってしまう」
「アリシア、なかなか手厳しいよ…」
愛美と美咲はアリシアの指摘に困った顔をする。

「せめて滝谷のそれがソーローだったら弱みになったのにな」
「…唯、それもどうかと」
「でもさ、由真センセの色気でコロリとやられたんなら、黒獅子リーダーの面子を揺るがすまでにはなるかも!」
夏織が言う。
「…それもどこまで通用するかなぁ」

「だって滝谷旬は硬派で通っているんでしょ?…」

「でも見ようによっては、由真センセが一方的に迫っているように見えるは…
年上の美人をあそこまで大胆にさせるなんて、女に関しても、流石滝谷旬だって…見直されるかもしれないはよ…」

アリシアの言葉に、腕を組んで考え込む一同。

そこに―
「ただいま帰りやしたー」
涼と明日香が戻ってきた。

「よっ、そっちはどーだったのよ」
「んー…青山はガードが固いね」
「おやおや、君らは収穫なしですかな?」
ニヤニヤ笑う唯に、明日香はふぅ、とため息をつく。

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