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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 183


…その頃…

「…ん…んんっ…」
長い眠り、のような気がした。
ぼんやりと視界に入ったのは灰色の天井。

ここはどこだ。少なくとも家ではない。碧の家でもない。
薄暗く、なんだか埃っぽい。
そうだ、あのとき、私は…

…!?
目が覚めて、自分の状況にやっと気づく。
手足を拘束されて、身動きができないのだと…

な、なんなのよこれ?…
状況がさっぱりと分からい中、慌てて部屋の中を見渡す…

見張りなのだろうか?…
ソファーに深く腰を落とした男が寝息を立てていた…

黒獅子の子なの?…
ワックスで髪を撫でつけ、大人ぶってはいるものの、そのあどけない寝顔はまるで少年のようだった…

可愛いとか好みのタイプだとか、そういう気はあったが、今はそれどころじゃない。

私を襲って、こんな風にしたのはアイツなのか?
だとしたら、何のために?
身動きとれず、頭も身体も何かズキズキと痛む中では、まともな考えなど浮かばない。

ギシィ…
部屋の奥の重厚な扉が開く。
その姿は…

え?…彩花?可憐?…どういうこと…

愕然とする舞の前に現れたスカジャンの男たちに、2人の姿を視界から遮られる…
すぐさまに舞は、その先頭の男を睨みつけた。

居眠りしていた少年は、慌てて立ち上がった…
「あっ、滝谷さん早かったですね;…」

えっ、滝谷?!…
舞は訝し気に眉をしかめた…

「おうシンゴ…いったいなんだ?」
その声…確かに旬だ。

「ええ…あちらをご覧ください」
シンゴと呼ばれた少年が舞の方を見る。

「…舞!?どういうことだ、お前…」
旬の驚く声が響いた。

「…お前のお望みの品じゃないのか、旬?」
旬たちの反対側からやってきた一人の男…

「(あれは…)」
今まで鳴りを潜めていた黒獅子ナンバー2・水上直矢、不敵な笑みを浮かべて現れた。

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