風紀委員Girls! 170
ノブアキが情けない呻き声を上げると、その場が一瞬シーンとなる。
「舞、大丈夫か?」
旬が舞に手を差し伸べる。
舞はその手をのけて…旬の胸に飛び込んだ。
「旬…旬…怖かった…怖かったよぉお…」
乱れた服を気にすることもせず、舞は旬の胸の中で泣きじゃくった…
どのくらいそうしていたのだろう…?
ふと我に戻った舞の鼻に着く臭いは、今まで嗅いだことの無いものだった…
「何、この臭い…?」
見ると旬の身体に付着した幾つもの白い斑点…
「あ、コレ…?汚ね―から触んな…まあ仕方ね―よ、奴も反省してるみたいだしな…」
ノブアキは膝を抱えて、肩を震わせている…
これって…もしかして、ノブアキの…?
…舞は初めて目にする男の体液を…まじまじと見てしまう…
…コレがね
興味はあったが、それ以上何することもできなかった。
「大丈夫か?立てるならさっさと行くぞ」
「う、うん…」
旬に支えられながら、舞は部屋を後にした。
「ありがと…」
舞は小声で俯きながら、旬に言った。
「あ、いや…;当たり前のことしただけだから…」
旬はなんかモゾモゾしながら…腰を引いていた。
あれっ?…なんかモッコリしていません?;…
「旬!」
「あ、悪りぃ―悪りぃ…;男なんてこんなもんさ;…」
両手でソコを押さえながら、旬は恥じらうように笑った…
「隠さなくていい…もう知ってる…」
「いや、そう言われてもなぁ…」
「旬、顔貸して」
「は?」
「いいから」
旬が、舞にさらに近づく。
その瞬間、互いの唇が重なった。
「旬…好き…」
舞が頬を赤らめて、旬に言う。