風紀委員Girls! 156
…静香ちゃんや碧なら鼻血モノでしょうけど、私は確実に笑われますよね〜…
絶対こんなの似合わないし…
適当に無難なの選んで仕立てて貰おう…
彩未は…背中が大きく割れたまたセクシーなのを…ちょっと背伸びしてないかな?
碧は…あの、なんかそれ透けてません?
…ニップレスでも貼らなきゃ…見えちゃってますって;…
「舞は決まったぁ〜なんなら私たちが選んであげましょうか?」
「それはお断りしますって;…」
「あらどうして?…こんな機会でもないと、こんなドレスを着れることなんて一生無いかもよ〜」
「いえいえ…私には将来に結婚式がありますから〜」
…ん?
思わず声の方を振り向く舞と彩未。
「ねぇ碧…あんた今結婚って言ったよね?」
「はい」
「…もうするって決まってるの?」
「ええ、高校卒業したらいつでも」
「えええええ!?」
舞と彩未だけでなく、静香まで驚きの声をあげる…
「そんなに驚くことでもありませんですよ。卒業すると18にもなるんですから。」
おい!18ではまだまだ早いだろ;…
「それで、相手はいったい誰なのよぉ!?…」
誰もが聞きたかったことを静香が聞いてくれる…
まさかこれから探すってことでは無いよな?…
「それは…まだ秘密にさせておいてください」
思わせぶりな顔をする碧。
…気になるじゃん。
いや、あー、でも、なんとなく誰なのかは想像できるような気がする。
お嬢様ゆえ、許婚とか名家同士の縁談とかがあるのだろう。
ある意味それもすごく大変なことだ。
それをまったく見せない碧…尊敬の念を抱いてしまう。