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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 145

そうこうしている内に、ブラックスーツで身を固めた門番が運転手に向かい敬礼するのと同時に、鉄格子の門が自動的に開き、リムジンは滑るようにして清水家の敷地内へと入っていく。

「凄いね。なんかわくわくするねぇ〜」
「私も始めて来た時は驚いたよ。ここはディズニーランドかってマジに思っちゃったんだぁ」

「そんなに広いんだぁ」
「多分、お屋敷の中の一区画すら行けてないんじゃないかな」
「へえー、そんなに…」

敷地内に入ってしばらく進み、ようやく車が止まった。
「到着いたしました…おや」
到着してもなおお眠りの碧に、運転手の男性もちょっとだけ苦笑い。

歩み来る男の人がドアを開けてくれる。
「天野様、豊崎様、お待ちしておりました。」
舞と彩未に向かい深々と頭を垂れるタキシード姿の男…

「(うわぁ、もしかしてこの人って、執事とかいう人なの?)」
「(た、多分…ここならいても可笑しくないよね…)」

「お待ちしておりました。私、清水碧お嬢様の執事、沢城由紀と申します」
「…ん、え?」
舞と彩未が揃って首を傾げる。

「(へえ、すごいね、お家じゃなくて碧さんの執事なんだ)」
「(いや、彩未、そっちじゃなくて…この執事さん…もしかして女の人…?)」

「(うん…今確か、由紀って言ったように聞こえたもんね…)」
「(由紀って言ったら女だよね?…由紀なんて名前の男の人、聞いたこと無いもんね…)」
「(それはそうだよ…由紀って言ったらやっぱ女なんじゃない…?)」
「(それじゃ、この由紀って執事さん…男装の麗人ってこと?…)」
「(うん…確かに男の人だったら膨らんでいる場所…何も無いみたい…)」
「(ん?………やだぁ、ホントだぁ〜;)」

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