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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 139

「まあ彩未は誰よりもオマセさんだったんだな…」
勿論、舞も美菜子も桃子も、彩未がノブアキ目当てに桜咲に行ったことは知っていた…

「あの頃は子供のくせに背伸びしちゃって…舞たちの大切さに気がつかなったんだ…ホント馬鹿だよねぇ…」

「若気の至り、ですね」
「その言葉はここでは正しいかなぁ」
優雅に紅茶を飲むアリシアに美咲が突っ込む。

「なら彩未ちゃんは余計に清美に来るべきなんだよ」
夏織がまくし立てる。
「まあ、そうだね…頼れる人はいっぱいいるからね…」

「じゃあ、処分が下る前に自主退学…する?」
桃子が皆に聞く。

「それはいいアイディアのような気もするけど、桜咲の思う壺みたいで面白くは無いはね‥」
美咲が舞に向かい意見する。

「確かにぃ‥桜咲にとって今の彩未は眼の上タンコブ‥自主的に辞めてくれたら、万万歳でしょうからね‥」
舞は眉間に皺を寄せながら、呟くように言った。

「それに彩未1人に罪をきせて、虐めの首謀者である花澤彩奈と井口佳奈には何のお咎めも無し‥そうなるに決まってるよな‥」
舞に続くようにして美菜子も眉間に皺を寄せた。

「彩未ちゃんと、その2人と、どちらに非があるかと比べると?」
「そりゃあいつらさ」
アリシアの問いに美菜子が即答する。

「ただ、彩未ちゃんを退学させることで、青山静香を再び孤立させる可能性もあると思うな」
明日香がそう言って、一枚の写真を見せる。
…例の静香のあの写真だ。

「うん…これは私たちと一緒に笑ってる静香とは…別人だよな…」
「あんなに素敵な笑い顔を持っているのに、こんな暗い顔して学校にいるなんて…なんか切なくなるね…」
「静香もあんな地獄から、救わなくちゃだな…」
「彩未同様に、今となっちゃっ静香も大切な友達だからね…」
「で…どうする?…」

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