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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 138

「静香には私から直接言わないといけないね…」
彩未はタオルでチーンと鼻をかんで言う。

「もしものことがあれば、私たちが一緒にいる」
「おっけー、協力は惜しまないぜ」
舞と夏織が言う。

「青山静香本人は問題ないと思うよ…でも、それよりも心配なのは青山家と静香の取り巻きだよね」
樹里菜が腕組みする。

「静香もノブアキもホントいい子だもんね〜育ちの良さってやつかしら?…」

「えっ?…皆さん、ノブアキさんと会ったことあるんですか?」
彩未は声を裏返していた。

「ぇ、まあ…」
まさかノブアキのモノを見たとは…誰もが言える訳はなかった…

「私らの親友でね、静香やノブアキと幼馴染のヤツがいてね、お家にお招きされたことがありましてねぇ〜」
「ええっ!?そうなんだ?」
明日香の言葉に驚く彩未。

「(碧は裏表ない子だから、彩未と静香の間を取り持ってくれるかな)」
舞はそう考えた。

「彩未ちゃんは、青山ノブアキとは会ったことないの?」
アリシアが尋ねる。

「ええ…桜咲では取り巻きが多くて、遠くで眺めるのがやっとなんですよ…」
ノブアキを初めて追跡した時のことを思い出す…

確かに王子様みたいな正統派なイケメンであるノブアキに、女子高生が憧れるのは納得がいく…

「カッコイイもんね〜、彩未が意識しちゃうの、分かるなぁ!」

桃子が顔をほころばせて言う。

「あ、う、うん、そうだね…」
彩未はそれに戸惑ったように返す。
まさか自分が、もうノブアキに興味は薄れていたとは言えまい。

「でも、舞に美菜子に桃子に彩未ちゃん…4人はずっと一緒だったのに彩未ちゃんだけ桜咲だったのかぁ」
「彩未ちゃんの家庭の方針とか?」
「そ、そういうことじゃない、んだけど…」
涼とアリシアの疑問の言葉に、彩未が慌てふためく。

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