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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 136

「重いわ!太っただろ、お前!」
「何を失礼な!レディーに対してそれは禁句やでえ!」
「誰がレディーだよ、誰が」
舞に抱きつく明日香、まるでやり取りがコントである。

「ふふ…」
それを見て思わず噴出す彩未。
「(あ、笑った)」
「(よかった、いつもの彩未だ)」
美菜子と桃子はそれを見てホッとするのだった。

「舞ちゃん変わってないなぁ〜、そうやって何時も私を笑わせてくれたもん…」
笑う彩未は涙目だった…

「やだなぁ〜彩未ぃぃ、わたしゃアンタを笑わせようと思ってやってる訳じゃ無いよお〜」

「舞はね、昔っから無意識の中でも人を元気にする力があるんだよ…」
桃子がニッコリと笑う…

昼食が終わったところで、緊急の会議が開かれる。
生徒会室には美咲と樹里菜もやってきた。

会議のメインはもちろん、彩未に関することだ。
「桜咲も今回の問題で動いたみたい。青山静香イジメの件で話し合いが行われていて…彩未ちゃんにかなり厳しい処分が下るんじゃないかと思う」
美咲が言う。

「厳しい処分ってどの位の?…」
桃子が小さな声で尋ねる…

「虐めは学校にとっては致命的な事態だは…ましては桜咲みたいなお嬢様学校にとっては、あってはならないことなのよね…」
「それに私立だものね…このことが影響して来年の受験者数が減ることも充分考えられるは…」
美咲を助けように、樹里菜が言った…

「…わかってる。問題は処分の内容だ」
途端不機嫌になる美菜子。
「彩未ちゃんは花澤や井口の証言によって首謀者とされている…こっちで掴んだ情報と一緒。このまま行くと、退学処分確実だと」
美咲が告げる。

「そんな…彩未がなんで…異議申し立てすれば…」
「…私のせいなんだ、桃子。どんな処分だって受け入れないといけない」
桃子の言葉を彩未が遮る。

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