風紀委員Girls! 133
「勿論よ!こんなおばあちゃんが相手にするよか、アンタみたいな可愛い子ちゃんが話しを聞いて上げた方がどんなにいいか分かりゃ〜しないよ…」
…可愛い子ちゃんって;…それって男子相手に言うことじゃ無いかぁ?;
「それじゃ由真センセ、彩未は私が引き取っていくね!」
「ええ、後は任せたわ」
「では!」
美菜子が彩未の手を引いて保健室を出て行く。
「み、美菜子…」
「彩未、アンタにはたっぷりと聞きたいこと、話したいことがあるのさ」
「ご、ごめん…」
「どうして謝るの?」
「だ、だって…」
「彩未は絶対悪者じゃねー、ソレは私、戸松美菜子が一番よく知っている」
美菜子が彩未を連れてやってきた場所。
それは、朝と同じ、生徒会室。
「別に尋問しようって訳じゃないんだから、安心してよ…」
怖じけづく彩未に対して、舞と桃子は優しく微笑んだ。
「ううん…幼なじみの三人にはちゃんと話すつもりだよ…軽蔑されるかもしれないけど…」
「何言ってんだい!彩未がどんな失敗を犯したとしても、私らの友情は変わらいぞぉ!」
美菜子は拳を胸に宛てた。
「あ、ありがとう…美菜子、舞、桃子…やっぱり、3人が友達でいてくれて、本当によかった…」
「ふふ、今更何を言うか。この友情は永遠モノなんだぞ」
美菜子はニコニコしながら言う。
ガチャ
生徒会室のドアが開き、彩未がビクッと震える。
「…あ、ごめん、お取り込み中?」
涼と明日香の仲良しコンビだった。
「あ、さっきは騒がしかったから改めて紹介するね。
風紀委員の洲崎涼と西山明日香ぁ〜、2人ともやる時はやるんだぁよ」
「やだぁ舞ぃい〜。やる時はやるって何よぉ〜、まるで普段はやらないみたいじゃなぁい!」
笑いながら頬を膨らます涼…
「まあ、やらなくちゃいけない時にやらないって言われるよか益しじゃない?」
横から明日香が手を差し伸べ、彩未に向かい『よろしく!』と言った。