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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 132

それからしばらくの間、彩未と由真はいろいろな話をした。

次第に彩未も落ち着きを取り戻し、由真と楽しく笑顔で会話するようになった。
この間に保健室を訪れる生徒や先生もなく、2人だけで時間は流れていく。
静香のこと以外に関しては、彩未は清美へと心が傾いてきていた。

先ずは舞に相談しようと思った。
意外にも舞が、静香と交流があることも今回のことで分かった。
舞ならば静香との間の架け橋になってくれる…そう思えた。

それでも気掛かりは無くはなかった。
あの時、舞は滝谷旬ととても親し気だった。
花澤彩奈と井口佳奈が退散したその後に、迷うことなく滝谷旬の家の中に舞は入っていった。

舞は滝谷旬は付合っているのだろうか?…

昼休みを告げるチャイムが鳴った。

「さあ、お昼だあー」
由真は身体を伸ばして言う。
「私、どうしたら良いでしょう」
「うちの風紀委員とお弁当でも…って、お弁当無いんだよね」
「はい…」

コンコン
「由真センセ、良い?」
美菜子の声だ。

「お昼呼びに来てくれたのかな?」

「やだぁ由真センセ、今日は4時限で終わりでぇすよぉ〜」
鞄を持った美菜子が言う。

「あれ?そうだっけ?何でよ?」
「もう由真センセったら、校医だからってぜんぜん校内の予定把握してないでしょ?」

「うん、だって私には関係ないもん」
「言い切ったぞこの人」
「…3人も子育てしていながらそこまで把握なんて出来ないのよお…」
がっくり項垂れる由真。

「ま、まあ、なんかごめんなさい。とりあえず、彩未はうちらが引き取って良いですか?」

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