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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 127

その話しを聞いてパッァと顔を明るくする彩未。
それでもそれは直ぐに曇った。

「それは嬉しいけど、今は考えられないな…」
「どうして?美菜子や舞や桃子が側にいる方がいいんじゃない?」
「それはそうだけど…そんなことしたら、静香に申し訳ないもの…」

利奈は柔らかな笑みを崩さないで、
「一度、静香さんと直接会って話をしないとね」
「そう、ですね…でも、不安です…」
「心配することはないと思う。彩未ちゃんが、素直に自分の言葉で謝って、説明すればきっと静香さんにも伝わるわ」
「そう、ですね…頑張ります…」
「必要なことがあれば、私も協力するよ」

「嬉しいです…私の話しをこんな熱心に聞いてくれる先生、桜咲にはいないから…」
「そうよね、あそこは私の通っていた時からサラリーマン的な先生しかいなかったもの…」
「そうなんですか?…」
「だから私は桜咲じゃなく、清美の教師になったんだよ…」
「…清美っていい学校なんですね…」

「そう。だからこそ、彩未ちゃんを清美に迎え入れたいんだ」
「お気持ち嬉しいです…」
「後は、彩未ちゃん次第。静香ちゃんとしっかり向き合って、話し合うこと。それが、清美と桜咲を、生徒間だけでも、交流につなげられるかもしれない」
「はい…頑張ります」
「うん、頑張ってね」

利奈は壁の時計を見やった。
「そろそろ終わりかぁ…次は私も担当授業あるし、さっき言った保健室に行こうか」

「保健室ですか?」
「そう、校医の由真先生はカウンセラーでもあるから、何でも相談できるよ。」
「へぇ〜カウンセラーが学校にいるなんて凄いですね〜」
「それが生徒のほとんどが“恋”の相談だって、嘆いていたよ。」
「恋のカウンセラーなんて、素敵ですね。」
「そうだ、彩未ちゃんも黒獅子の滝谷くんのこと、相談してみたらいいよ〜」

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