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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 122

美菜子や舞、桃子が木に括り付けられている彩未を解放しようと、紐を解こうとする。

「ありがとう…でも、私、こうされて仕方のないことをしたんだから…」
「…じゃあ…まさか…本当なの?」
「うん…ごめんね…」
彩未の瞳からは涙が零れ落ちていた。

「彩未…何か理由があるんだね…」
桃子も涙声になっていた。

「話しは生徒会室で聞くは、菜々美と夏織も手伝って!ここは人の目が多過ぎるから…」
舞はてきぱきと指示を出し、野次馬のように集まった生徒達の群れから彩未を救い出した。

…生徒会室。
急いでここまで来られたのは良かった。

ただ、彩未は憔悴しており、桃子がそれに抱きつくように泣きじゃくっていて、とても話を聞ける状態ではなかった。

「悪いことしたかな…」
菜々美が舞や美菜子、美咲に詫びる。

「ううん…私たちが幼なじみだなんて菜々美は知らなかったんだもん…仕方ないよぉ!」
舞は出来るだけ明るく努めた。

「でもどこから彩未の情報を?…」
言いながら何気に美咲の顔を見る…

「違う違う!私はそんなこと菜々美に流して無いってぇぇ」

「じゃあどこから?」
「うん…それも私…例の2人、花澤と井口とは中学が一緒でさ…『本当のことを言ったら痛い目にはあわせない』って言ったら、すべて話してくれた。それで出てきたのが、彼女の名前なんだ」
「そ、そっかぁ…」
菜々美の説明に、美菜子が驚きつつも納得する。

ガラガラガラ

生徒会室のドアが開く。
「お取り込み中悪いけど、君たちは授業があるでしょう?」
ダークスーツを着込んだ女性教師…だが、身長は舞並みと小柄。

「利奈ちゃん先生…」
野中利奈、舞たちのクラスの担任で、彼女も風紀委員の協力者。
見た目は子供同然だが、これでもアラサーで既婚。
(そのせいで先生の扱いを受けてはいないが)

「私に任せてくんないかな…彼女。これでも一応、桜咲のOGなんだぜ、私」

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