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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 121

まさか…彩未がぁ〜?…

舞がそう思うのも無理は無かった。
幼少の頃の彩未は、いつも舞の背中に隠れているような引っ込み思案なおとなしく子だった。
彩未が虐められているなら納得もいったが、そんなだった彩未が虐める側にいるなど、舞にはどうしても信じられなかった…

「おお、さすが仕事が早いな、菜々美…」
美咲が窓から校庭を見渡す。

校舎から見てグランドの奥のほうにある大木。
その幹に磔にされた桜咲のブレザーの少女…彩未に間違いなかった。
菜々美と、その隣にいるのは夏織か。

バタン!
生徒会室のドアが乱暴に開いた。

「どういうことだよ、舞…」
美菜子、その背後に、桃子もいた。
「彩未が青山静香虐めの犯人って…」

「私も何かの間違いだとは思うのよ…どうなの美咲?…」
舞は美咲に詰め寄った…

「そうね、それは彩未本人から直接聞くしかないんじゃない?どちらにしても、あんな公開処刑みたいな真似、先生たちにバレるとまずいんじゃない?…」

それを聞くや否や、美菜子が猛スピードで校庭に駆け出していく。
「ちょっと美菜、待ってよ!」
舞と桃子は慌ててそれについて行った。

大木の幹に縛りつけられた彩未は、抵抗することもなく、黙ってこの状況を受け入れていた。

「彩未!!」
そんな彩未に駆け寄る美菜子…その後ろから舞と桃子も続いた。

「美菜子…それに舞や桃子も……」
驚きの表情を浮かべる彩未…そのおっとりとした喋り方は、子供の時のまんまだった…

「今解くからね、ゴメンね…」

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