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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 116

「い、いいよ?でも、それって遠くない?」
「あ、事務所の人がわざわざこっちまで来て、たぶん舞の家のほうに近いかも」
「へぇ、そうなんだぁ…」
「うん…一人じゃ不安だからさ…」
「私にできることなんてあるかわからないけど、桜がそこまで言うなら…」
「ありがと、舞」

その場所まで、一緒に歩いていく舞と桜。
「(学業と芸能活動…)」
ふと、舞は清美の校則が気になった。

学校側もそこまでは考えていなかったとみえて、芸能活動に関しての校則は定められてはいない…
それでもそれを規制する新たな校則を作り出すことは充分に考えられた。

「ちゃんと決まるまで、学校には黙っておく方がいいかもね…」
「うん、風紀委員に迷惑かけることにならないかな?…」

「大丈夫。みんなきっとわかってくれる」
「そうだよね…ありがと、舞」

厳しい環境の中健気に頑張る親友なのだ。
ましてやすごい世界に足を踏み入れようとしているのだから、舞は一種の尊敬の念すら桜には沸く。

「えっと、ここかな」
駅前の新しめの雑居ビル。
「面接と、話を聞くだけで、そんなに時間はかからないと思う」
「どうする?私、外で待ってれば良いかな?」

「あれ?…君たち、うちの事務所の面接に来たのかな?…」
サングラスの男に声を掛けられ、ギクッとしてしまう。
「あ、は…はい、」
「じゃあ三階に上がって上がって!」

「うわぁ!…」
微笑みながらサングラスを外す男の顔を見て、二人は固まってしまう…

「(ちょ、桜!なんかやばいんじゃないの!?)」
「(いや、だって…私会ったのマネージャーっぽい人だったし…)」

しかし、サングラスを外した顔は人のよさそうな中年男性、という感じ。
エレベーターで3階まで一緒に上がる。

「話を聞いたのは早坂桜ちゃん…と、君は?」
「あ、ええっと、その、ただの友人です…一緒に付き合って、って言われたので…」

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