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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 113

「本当ですか?…桜って言うんです!私の大切な友達なんです!!」
私は桜の居所を掴もうと、藁を掴む心境だった…

「なんだよ、本当に友達と会うつもりだったのかよ…俺はてっきりこないだの続きをせがんでくるのかとばっかり、…」
ゴツッ!…
2発目の膝蹴りは、舞は容赦しなかった…

「それじゃあね!」
「お、おう…またいつでも来いよ」
「あ、うん…」
…次はいつになるかしらね…舞はそう考えた。

アパートの階段をゆっくり下りて帰り道…
「あれっ、舞?」
後ろから声をかけられた。
「あっ、桜!」
買い物帰りだろう、自転車の前かごに大きな袋を乗せて押していたのは、同じ生徒会・風紀委員の仲間である早坂桜だった。

「どうしたのよ?こんな所に舞がいるなんてぇ!」
確かに旬がいなかったら、一生来る機会は無かったかもしれない地域だった。

「うん。ちょっと友達があのアパートに住んでいてね。そういえば桜もこの当りだったなぁ〜と思ってさ。」
「あのアパートって…友達ってもしかして黒獅子の滝谷旬のことぉ?」

「あ…うん…まあね」
「どうして滝谷に用事が?」
「まあ、いろいろ調べ事があるんだよ」
「あ、そうだよね…ごめんね…生徒会役員、風紀委員でありながら、なかなか参加できなくってさ…」
桜は申し訳なさそうに顔を俯かせる。

「気にすることないって、桜はお家のこともあるから集まりにも出れないのはみんなわかってるから」
「そう、かな…」

「最近は風紀委員以外の子も、協力してくれるしね!」
「でも悪いはぁ…そうだ、家も近いことだし、滝谷旬のこと調べるなら私も協力するよ!」
「あ、ありがとう…でもどうして桜は旬のこと知ってたの?…」
「それゃあこの辺りで滝谷旬のこと知らない人なんていないのよ!」

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