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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 112

「…心は繊細な乙女なんだから、もうちょっと気遣ってよね」

『誰が?』
旬とノブアキ、口をそろえて言い出す。
「て、テメエら…」
…なんだよ、意気投合しちゃってさ…

「…ああ、それにしても、お二人には、静香を助けていただき、ありがとうございます」
ああ、その話、聞かされたんだ。
「…静香が、いじめられているなんて、まったく知りませんでした」

「お兄様には、弱みを見せたくなくて…言えなかたったの…」
「弱みって、兄妹じゃないか…」
「そうなんだけど、なんだか負けたくなくて…」
「何言ってんだよ、男兄弟ならまだしも、僕と静香は男と女だぜ…」
「ええ、同じ土俵では立て無いんだってお兄様と滝谷さんのを見て、つくづく分かったは…」
「へぇ?俺…?」
「そう、お兄様の偉大さも…この目で比べて見て、初めて分かったのよ…」

静香さん…旬が何を言っているのか分かっていないうちに、止めるべきですよ;…

…まあ、旬は未だに首を傾げて?マークを作ってるようだから良いけど。

「…にしても、桜咲にあんなギャルみたいなのいるんだな」
「僕もチラッと見ただけだけど、そういう方は結構いますよ」
旬とノブアキ。
対立している2校でも、トップは意外と穏やかなものね…

「…ん。もう暗くなってきたか」
旬が外を見た。
「そろそろ帰りませんとね…迎えを呼びますから、舞さんも乗っていきます?」
「え?」
ノブアキの言葉に、舞はキョトンとする。

そりゃあ、またリムジンに載れるのかと思うと心踊った…
それでもそれを「友達に会うから…」と丁重にお断りし、ノブアキと静香を見送った…

「いいのかよ?…それとも俺と少しでも長くいたかったんかぁ〜?」
ボコ!…
金蹴りされ、崩れ落ちる旬…

「あのさ〜この近くに早坂って友達が住んでいるんだけど…旬、知らない?」

「早坂…?確かにこの辺で清美の制服の女の子は見るけど、名前までは知らないな…」
「うーん、そっかぁ」
まあ、今までは特に興味がなかったとしたら、そうだよな。

そこに
「小っさくて可愛い妹さんがおる娘さんかい?」
おばあさんが尋ねてきた。
「あっ、ええ」
「その娘なら、スーパーで買い物してるのをよく見かけるのぉ」

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