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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 107

「とりあえず俺ん家に…」
旬が静香の肩を支えるように抱き寄せた…

トランクス一枚の姿とはいえ、元がいいだけにカッコイイ…

「舞、それじゃ私たちは帰るね…」
「あ、皆…ありがとう。」
「私たちは何もやってないよ。御礼は野良ちゃんたちだよ…」
「うん、だけど来てくれて嬉しかったよ…」
「それじゃあ…美咲との約束、私たちも待っているからね!」

やだぁ、もうそれは言わないでよぉ〜;

涼たちと別れ、旬と一緒に静香の肩を支えて、アパートに戻る。

「狭くて汚い部屋で悪いな」
静香は俯いたまま小さく頷き、鼻をすする。

「で、彼女はいったい…」
「桜咲の生徒会長。ついこの間知り合ったの」
「えっ、そんな子がなんで…?」

「私が馬鹿だったのよね…舞さんから聞いた滝谷くんのこと、二人の前で話ししてしまって…」
「へぇ?俺のこと?…俺の何を?…」

まずい;…
旬のことを話したと言えば、身長の割にノブアキよりは“小さい”ということ…
それで旬のパンツを脱がそうとしていた訳なのね…

…しかし、舞はそこでもうひとつ考えた。
「静香さん…」
「はい?」
「静香さんが、2人、いや、それ以外に、あんなことされてたのって、それが理由じゃないでしょう?」
「え…」
静香も旬も絶句する。

「そうじゃなかったら、静香さん、こんな顔、絶対しない…」
舞が静香に、一枚の写真を見せる。
それは、美咲に見せてもらったあの写真。
『目が死んだ魚のよう』と言われたあの写真…

「…さすが、舞さんは鋭いですね…」
静香はか細い声で言う…

「ほんとだ、この写真のアンタ…なんだか表情が死んでる…まるで別人だ…」
プリントアウトされた印画紙を横から覗き込み、旬が驚いたように言う…

「そうよね…誰が見たって分かっちゃうよね…でもさ、桜咲では私、いつもこんな顔してんだよ…」
途切れ途切れに話す静香の声は、振るえていた…

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