PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 104
 106
の最後へ

風紀委員Girls! 106

「…にしても、どうすればいいかな?」
状況を伺いながら、舞は皆に問う。
「奴らのいるところは行き止まりだから…回り込めないしね」
涼も腕組みして考える。

「それなら、いい方法があるよ」
「へえ、結花…ってうわあ…」
結花の周りには、いつの間に何処からやってきたのか、野良猫がわらわらと集まっていた。

「この野良ちゃんを?…」
皆は一斉に首を傾げた…

「ふふ、猫の手を借りるんですね〜」
アリシア…君が何を言いたいかは分かるから…

「あっ見て!急いだ方がいいみたい…」

旬のトランクスがずらされ、正にその起立によって布地が引っ掛かり、その中身は隠れているだけの状態だった…

「はい、ご開帳〜」
花澤がそう言い、隣の井口もニヤニヤ笑う。
旬のトランクスが引きずり下ろされようとした、そのとき…

『ギニャー!』『フシャー!』
「うおっ、何だよ!?」
「痛え、やめろって!」
結花が解き放った野良猫が、青海の男子生徒めがけて襲いかかる。

「あの子たちは悪い人には凶暴になるので」
結花がニコッと笑って言う。
もちろん、野良猫たちは花澤と井口にも容赦しない。

「どういうことなの?…」
皆は驚きの表情で騒ぎを見下ろした。

「深いところは私にも分からないよ…でもこの辺りの野良猫は、野良であってそうじゃないのよ…」
結花…益々分からないんだけど…;

野良猫の攻撃に逃げて行く花澤と井口…その後に青海の男子たちも続く…

「やったぁ!野良猫ちゃん様様だぁ〜」
「うぁ…滝谷旬、、、間に合わなかったのね…;」

旬のトランクスはずり下げられてしまっていた。
「…お、おぅ…」
「み、みんな行ったし、早く穿きなさいよ」
「う、おう」
舞はチラチラ気にしつつ、旬に指図する。

「よし、みんなよくやったぞ〜」
大活躍の野良猫軍団が結花のところに集まる。
「(アンタ餌付けしてるんじゃないでしょうね)」

そして、一番の心配は…
制服も下着も肌蹴てしまった静香だ。
端整な顔が、涙でボロボロになっていた…

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す