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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 105

『舞〜もしかしてこれって、約束を叶える絶好なチャンスなんじゃない〜』
グゲ…;
こんな時に約束って;…旬はそこまで獣じゃないでしょうよ…

美咲のメールに気を取られた隙に、旬の腰で閉められていたベルトが青海の男子の手で抜かれ…それにより制服のズボンがストンと地面に落ちた…

「ふふふ、滝谷、アンタこの場に及んで勃ってるんじゃない?」
「キャハハ、それってマジウケる〜」
「今ピクッと動かなかった?」
花澤と井口の笑い声が聞こえてくる。

「…なんなのよ」
舞は期待と憤りで混乱する。

「ははは!黒獅子の滝谷といえども、思春期真っ只中の俺らと、何ら変わらないだな〜」
笑いながら青海の男子は、拾い上げたベルトで後ろ手に締め上げながら、その膨らみを指先でチョンチョンと小突く…

「てぇめ!…ざけんなよ!…」
旬がいくら凄んで見せたところで、トランクスにテントを張った今の状態では、何ら効き目などある訳もなかった…

その声を聞いているだけで、居ても立っても居られないでいた舞は、アパートを出て外に。

「よう、舞さんや…大変ですな」
「涼…」
舞の背後でそっと肩を叩く涼。
それと一緒にアリシア、さらに諜報部の三上あかりと津田結花の姿があった。

「いつもみたいに、ただ無謀に敵に突っ込んじゃダメだよ。」
「言ってみたら、あっちには青山静香と滝谷旬の2人が捕らえられているんだもんね。」
「2人とも肌を晒しているんだもの、あのナイフだったら簡単に切れちゃうんじゃない?」
アリシア、あかり、結花が次々に言う。

確かにそうだった。
怒りに身を任せ、ここで皆に会わなかったら、考えなしに突っ込んでいたところだった。

「ごめん…頭に血が登ってたよ…」
肩に置かれた涼の手を、舞はしっかりと握った。

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