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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 102

…ああ、つまり家に行ったら行ったで2人きりなわけね。
美咲たちにはまた勘違いされそうだ。
…でも、もしものことがあったら、そのときは覚悟しよう。
舞は決心した。

旬の住むアパートにやってくる。
「相変わらずだろ」
「台風来るってさ。大丈夫?」

「ああ…いち早く避難しないとな…」
「その時は言って…家でよかったら、いつまでもいてもらって構わないからさ…」
「ありがとうな…そん時はばあちゃんだけでも頼むよ…」
「旬は?…」
「俺はいいよ…一人娘ん家に厄介になる訳にはいかね―さ…」

「別にそんなくらいで…うちの親、気にするようなタイプじゃないし」
「まあ、頼れるところはあるからさ」

ギシギシと音の軋む階段を登り、滝谷家の部屋へ。
「それじゃ、例のものを返すよ」
「おう」
舞は旬に袋ごと手渡した。

「おっ、ばあちゃんも喜ぶよ。コツコツと溜めた金で、やっと買ってくれたもんだからさ。」
袋から取り出した白布を、旬は愛しそうに左右に広げる。

「そんな大切なパンツだとは知らずに、なんだかごめんね…」
「舞が謝ることないよ。あんな所で脱いじまった、俺も悪いんだからさ;」
「それは脱がされたのであってね〜…」
「まあな…」
お互い笑顔になる。
これが打ち解けられたのかな、なんて舞は思う。


バタン、ドン!
「!?」
「お、何だ?」
アパートの裏で大きな音がした。

舞と旬は部屋の窓を開けて外を見る。
「…あれか?」
「うん…えっ」
舞はその姿を見て唖然とした。

桜咲の女子生徒数人。
その中で、取り囲まれた一人の少女…青山静香だったのだ。

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