風紀委員Girls! 101
で、私はどうすればいいんだ?…
まさか旬にこんなお願いなんて出来る訳ないし、とりあえずは旬の家に行って、ごみ箱でも漁ってみるしか手立ては無さそうだよな…
“仕方ない”と思いながらも気持ちは高揚していた…
三日に一度と言うなら、その三日目が昨日の夜であることを願わずにはいられなかった…
正門を出て、旬の家を目指す…
「よう」
「ヒャー!!!」
いきなり後ろからその本人に声をかけられ、舞は動揺して変な声を出してしまう。
「なんだその声?どっから出るんだ?」
「し、旬こそ…なんで…」
「約束通り返してもらうために来たんじゃないか…舞が言ったことだろ?」
「それはそうだけど、旬の家に届けに行こうと思ったんだよ…」
「あ、そうだったんだ…俺はこないだ妙な別れかたしちゃったから、早く会いたくてな…」
「摩耶さんのこと?…」
「ああ舞に誤解されたんじゃないかと、気が利きじゃなかったんだ…」
「それはもういいよ…何も無かったのは分かってるし…」
「なんだ、そうなの?…」
「うん…それゃあ、はじめは旬の操を奪われちゃうかと心配したけどさ…」
「なっ、どういうことだよそれ…」
「私の口から言わせる?」
「とにかく、何もなかったってわかってたら、話すことはねえよ…」
「そう…」
「まあ、さっさと忘れちゃおうぜ…俺ん家に行く、のでいいのか?」
「うん、おばさんにも会いたいし!」
「あ、ばあちゃん病院でいねーぜ…」
「そうなんだ…」
「おっ操が奪われんじゃね―かと心配かぁ〜?…」
「バカ!ラブホでも何もしなかったくせにぃ〜」
「おっおい!声がデカイよぉ;」