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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 81

更衣室の問題は解決した。
一時はどうなることかと思ったが、無事今までの状態が継続できることにホッとしている。

6時間目が終わり、放課後。
「飛鳥ちゃん、ちょっといいかな」
「うん」
僕は昼休み、景さんに言われたことを飛鳥ちゃんに話してみた。

「そうね。確かに、先輩方にも支持を広げるには、2年生からも共学化推進で立候補してもらったほうがいいよね。実は、先輩方の状況って、私はまだよくわかっていないんだ。文芸部行ってみるの?」
「うん、まずは」
「じゃあ、その時は、一緒に行こう。あと、今日の放課後の話し合いは予定通り。時間と場所はさっき送った」

 僕はスマホを見た。駅の近くのファミレスだった。
 始まりまで少し時間がある。

早く行けばいいに越したことはないが、待っているのも億劫なので、ファミレスの位置を確認して近くのコンビニで時間を潰す。

「あっ、酒本くん」
ここで声をかけられる。
振り向いた先にいたのは2組の委員長、遥ちゃんだ。
今日の会議には参加するようだ。

 「遥ちゃん、おつかれ」
「おつかれ…何か、ごめんね。みかちゃんの話、混乱させちゃって」
  遥ちゃんは、ちょっとうつむきかげんで言った。
「それは…遥ちゃんが謝る話じゃないよ…あ…立ち話するより、もう打ち合わせの場所行く?」
「うん、そうしようか」

 僕と遥ちゃんは、そのファミレスに入った。まだ他の人は来ていなかった。僕は人数を言って、広目の場所を取ってもらった。

―その後、遥ちゃんと少し話していると、飛鳥ちゃん・みどりちゃん・渚ちゃん・可憐ちゃん、それにみっちゃんとやって来て、すべてのクラスの委員長が揃った。

「たっくん、待った?」
「そうでもないよ」
「ありがとう。それじゃあ始めようか」
飛鳥ちゃんが事前に作ったのだろう、書類をテーブルの上に広げる。

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