君の人生、変えてあげる。 544
飛鳥ちゃんの後ろから、いつの間にか元通り制服を着た胡桃ちゃんが何か耳打ちした。そして、飛鳥ちゃんは言った。
「じゃあ、これからのこととか、明日、話そう」
そう言って、飛鳥ちゃんと胡桃ちゃんは更衣室から出て行った。
僕は振り返った。
海里ちゃんと、二人で、向かい合う。
「たっくん……」
か細い声で、今にも泣きだしそうな表情で海里ちゃんは僕の名前を呼んだ。
言葉よりも早く、僕は海里ちゃんの身体を抱きしめた。
「好き……大好き……」
震える声。
今の海里ちゃんの思いに応えるには、選択肢は一つしかない。
クイと海里ちゃんの顔を上げさせ、ちょっと強引な形で唇を重ねた。
それはかなり長く続いた。そして、海里ちゃんの舌が入ってくる。僕も応じた。
舌と唇が離れた後、海里ちゃんは手早く制服も下着も外していった。そうして僕と同じように一糸まとわぬ姿になり、お互いに、吸い寄せられるように、抱きしめ合い、全身で海里ちゃんを感じた。
抱き合い密着する身体。海里ちゃんの肌からは汗が滴っていた。それでも関係なく僕は海里ちゃんを愛し続ける。
右手を海里ちゃんの股の間に伸ばした。指先で少しだけ強引に中に潜り込ませると汗ではない液体の感触がした。
「あ、あっ、そこ、ん、やっ」
海里ちゃんから甘い声が上がった。僕はひたすらソコを愛撫する。
「ここに、いる間、ずっと、はやく、こうして、ほしかった」
海里ちゃんはそういい、また何回も唇を重ねた。
そうして、海里ちゃんも僕の下半身へと手を伸ばし、さっきからはちきれそうに大きくなっている部分を握った。