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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 54


「お帰り」
初めての外泊から帰ってきた僕を、いつも通り母さんは迎えてくれた。
「ただいま」
「どうだった?初めての経験は?」
…どういう意味で母さんがそう言ったかは知らないが、僕は素直に
「楽しかったよ」
と答えた。

 僕は、幸せな気分のまま、床に着いた。

 翌日。月曜日。この高校に来て二週間目が始まった。
「おはよう」
「おはよう」
 飛鳥ちゃんは、今までと特に変わることなく迎えてくれた。
「そうそう、たっくん、他クラスの委員長に会う話なんだけど、早速今日の昼休みにどう?」
「え、うん、大丈夫」
「じゃあ、食事しながら、ってことで、四時間目終わったらついてきて」
「うん」

 授業が、始まり、三時間目の英語。
 英語の授業は、英語も英語会話も奈緒ちゃんにサポートしてもらっているが、今日、日本人の先生が話す英語なら、意外と聞き取れることがわかった。
 
「たっくん、英語上手くなってると思うよ」
奈緒ちゃんからそう言われた。
「そうかな?」
「自分に自信を持って頑張ろう」
と背中を押された。

4時間目が終わり、昼休み。
飛鳥ちゃんが言った、各クラスの委員長と会うときがやってきた。

 食堂でランチを受け取った後、飛鳥ちゃんについて普段と違うテーブルに行くと、一人の茶髪で髪が肩まである女子が、ランチを前にして座っていた。
「みどり、早いね」
「たまたま、授業がちょっと早く終わったよ」
 飛鳥ちゃんは僕の方を向き、言った。
「彼女は3組の委員長、室田みどりちゃん」
「あっ、よろしく」
「よろしくね。話はアスからいろいろ聞いてるよ〜」
みどりちゃんがニコッと笑って手を差し出す。
僕も手を出し、互いに握手した。
「みどりとは初等部から一緒でね」
「そうなんだ」

「あーすかー」
また2人、初めて会う女の子がやってくる。

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