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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 530

 「あ、ええ、ルイちゃん、ありがとう。マギーさんは…」
 「すごいよかったヨ」
 マギーさんは、椅子に腰掛けて、脚を半開きにしてニコッと笑った。
 「毎日でもヤりたい、って、わかる」

 「ところで時間は大丈夫?」
 「そろそろ出ようか、って感じ」
 僕はシャワーを浴び、最後にルイちゃん、マギーさんをそれぞれ抱きしめてキスして、僕たちは浴室を後にして脱衣所に戻った。

着替える前にシャワーを浴びて、お湯を止めて一息つく。
熱気のこもった空間で二人を相手、しかもかなり激しくやったな…と思い、自然と苦笑してしまう。ただ、試験期間中だった上に生徒会選挙の演説もあった。緊張感とプレッシャーから解放された気分になり、また明日からスッキリした気持ちになれる。ルイちゃんとマギーさんは、ある意味でありがたい存在だと感じた。

 それでもマギーさんは、現実を完全に忘れさせてくれた訳ではなかった。
 「子愛さんがキャラ変したことで…たとえ演技であっても…クラスで子愛さんを応援してもいいと思った人達が昨日今日で、ものすごい勢いで、主に二、三年生に働きかけている」
 「…そうなんだ」
 「でも、あなたの友達の方が多いから、多分たっくんの当選は大丈夫…一番可能性が高いのは、子愛さんの勢いで、選挙後、明智さんに委員長やめてもらって、子愛さんが6組の委員長になって委員長会議でいろいろ言うこと」

 マギーさんは、体を拭いてパンティを穿いてブラを着けるくらいまでにそういう話をした。
 …生徒総会の時は、あの修正が誰もが最善と思った。今は、それが諸刃の剣…まあ、どっちにしても、それは仕方がないのだろう…
 「たっくん」
 マギーさんは改めて僕を見た。
 「子愛さん、もしかしたら、たっくんにこの学校にいてほしくない、っていう考えは、まだ持ってるかも知れない…だとすると、考えられるのは…共学化はOKだけどそれは次の学年からにする、っていう案を出すこと。そうすれば、この学年に男子はいられなくなってしまう」
 僕の着替える手が止まる。
 「選挙後にそういう話が出る可能性を減らすには…ここに来たときちょっと言ったけど、たっくんが6組の他の子と仲良くなること。そうすれば、子愛さんは自由には動けなくなる」

マギーさんは続ける。

「うちのクラス、全員が子愛みたいな考えってわけじゃない。この前たっくんが教室に来てくれた時、いや一部はかなり前からかな…たっくんのことに興味持ってた子がいるの」
「そうなの?」
正直全体の雰囲気をよく覚えていない。子愛さんばかり気にしていたような気がする。

「恵梨、彩、それに透子もかな…仲良しの3人組がいるんだけど、アイツらはたっくんに好意を持ってるんじゃないかな…」

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