PiPi's World 投稿小説

君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 520
 522
の最後へ

君の人生、変えてあげる。 522

 教室に戻った後、飛鳥ちゃんはクラス全体に対しても同じように"多くの友達に連絡を取って、最後の支持固めを"という内容のことを言った。
 その後、僕は一旦家に帰って、すぐに待ち合わせのスーパー銭湯に行くため駅へ向かった。
 駅で電車を待っている間、そして電車に乗っているときに、まず今日メッセージもらってまだ返事できていなかった人からメッセージを出し始める。
 メッセージもらった人の中には、その、深い関係になった人も少なくない。僕はそうした場面を思い出しながら一人一人にその人だけに向けたメッセージを送っていく。
同じ学年の子も、先輩も、一人一人がとても大切な人。内容は人それぞれだけど、僕に頑張れ、とか、支持します、とか、嬉しいメッセージをくれている。そんなみんなのために頑張らないと、という気持ちがさらに沸いてくる。

「たっくん!」
呼びかけられたので、いったんメッセージを送るのを中断する。

「ルイちゃん、待った?」
「全然。今日のたっくん、カッコ良かったヨ」

 「ジャーいこう。マギーはなかでマッテル」
 ルイちゃんは多少早足で目的地のスーパー銭湯に向かって歩いていく。僕はついていく。
 このあたりだと、知っている人に会う可能性は多くないが、このくらい離れて歩いていると万一誰かに見られても怪しまれないだろう。

「ココだよ」
ルイちゃんが到着したことを知らせてくれる。
あぁ、こんなところにあったのか、知らなかったな…と思いつつ、早く中に入ろう、と急いだ。

「着替えは男女別々ネ」
「うん」
ルイちゃんは笑顔で手を振って女子更衣室に向かった。
綺麗なブロンドの彼女……マギーさんもそうだが、こういう場所にいるとやっぱり目立つな、と思った。

 ここで館内着に着替えて、改めて今日の目的の、家族風呂に向かう。
 館内着を着て更衣室を出ると、ブロンドの女性が椅子に座って下を向いてスマホを打ってるのが見えた。その人がふと顔を上げる。向こうが先に気づいた。
 「タックン、ヒサシブリネ」
 マギーさんはこちらに駆け寄り、軽くハグした。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す