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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 502

 そのうちにお昼を食べて、午後になった。
 今日は母さん以外は誰とも会わないで終わるかな、とか思うと、ちょっと寂しく思えた。
 誰かに連絡取ってみようか…でも、スキャンダルと思われるようなことは選挙終わるまで避けよう、っていう話もあるし…でも、昨日までみたいに勉強会だって言えば、いいのかなあ…

ペンを持つ手を休め、うーんと大きく後ろに背伸びする。
今日はずっと机に向かっていた。さすがに疲れたな、これだけ勉強漬けって言うのも、高校受験…いや、あの時のことは忘れよう。

気分転換にコンビニでも行こう、と思った。
近所に外出する用のスウェットを羽織り、ちょっと歩いていく。
立ち読みと、ちょっと小腹を満たせるようなお菓子かパンを探す。

 「たっくん?!」
 後ろから声がして、いきなりだったのでちょっとびっくりした。
 「飛鳥ちゃん?!」
 そういえば、一ヶ月くらい前、飛鳥ちゃんと初めて待ち合わせたのはこのコンビニでだったっけ。

 「たっくん、勉強進んでる?」
 「うん、まあまあ順調。飛鳥ちゃんは?」
「私もなんとか…あんまり英語って自信ないんだよねー」
飛鳥ちゃんがそう言って頭をかく。
普段の教室では委員長としてしっかりした感じの飛鳥ちゃんだけど、今の姿はまた違う感じがして…可愛い。

「たっくん何しに来てたの?」
「ちょっと気分転換。何かおやつ欲しいなって思って」

ふと雑誌の棚を見ると……あ、星野さんのグラビアがある。

 はじめて「星乃しおん」さんを見た時と別の雑誌だ。やはりかなり人気があるのだろう。
 「星野さんって、テストに来れてるのかなあ?」
 「えっ?」
 一瞬不思議そうにした飛鳥ちゃんだったが、僕の視線の先を見て理解してくれたようだった。
 「うん、金曜に学校で見たような気がする」
 

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