君の人生、変えてあげる。 501
海里ちゃんを壁際まで誘導して、僕は片足を持ち上げグッと腰をせり出した。
海里ちゃんの中の温もりを感じながら、蕩けそうな表情の海里ちゃんに顔を近づけ唇を重ねた。
瞬間、繋がった先の締め付けが強まる。
それに負けないよう強く、激しく抽送を続ける。
唇を重ねながらも海里ちゃんの荒い息遣いを感じる。唇を重ねていなかったら喘ぎ声の連続だったであろう。
僕は半身に温もりを感じながら突き上げ続ける。
もう、かなり長いこと、一体になって、いつの間にかすっかり昼間テスト勉強で集まっていたことも忘れた頃、僕はこの日何回目かの海里ちゃんへの発射を迎えた。
「ありがとたっくん……こんなにしてもらえて私すごく幸せ…」
力尽きてバスルームにへたり込んでしまいながらも海里ちゃんは笑顔で僕にそう言ってくれた。
「お姉ちゃんに負けないくらいイイ女になってみせるから」
「楽しみにしてるよ」
外は暗くなっていたが、海里ちゃんのご両親は帰ってはいなかった。僕は支度して海里ちゃんの家から出た。最後に、海里ちゃんから頬にキスされて。
帰りがけ、スマホに来ていたいくつかのメッセージのうち、飛鳥ちゃんと操ちゃんからのものは「火曜の放課後『交渉の大枠を選挙後の生徒会本部に任せる』是非を議題に臨時生徒総会をやることが決まった」という内容だった。
改めて、選挙が近いことを思い起こし気が引き締まる。
この日は、いろいろ思い出すことはあったがいい感じに疲れていてすぐに眠りに落ちた。
翌日、10月5日 日曜日。
朝から、改めて英語の勉強を始めた。
リスニングの関連資料を奈緒ちゃんからもらっていたので対策もしっかりできた。
あとは文法、単語…この辺も覚えていければ…
時々クラスメートのみんなからメッセージが来たりする。
「勉強捗ってる?」とか疲れた、眠い、などなど…みんなの性格が出ていて見ているだけで面白い。