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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 486

 僕も海里ちゃんの腰に腕を回した。
 「海里ちゃん、ありがとう。うれしいよ。でも…」
 海里ちゃんは一瞬キスして僕の言葉を止めた。
 「私のものにならないのは、分かってる。だからそれは言わないで。今だけ、ここにいるときだけ、私だけ見て」
「わかってる」
海里ちゃんの髪を優しく撫で、手ですきながら言った。
「2人でいるときは、海里ちゃんだけのものになる。絶対悲しい想いなんてさせない」
「たっくん………」
「泣かないで、海里ちゃん」
唇を重ねた。海里ちゃんもそれに反応してくれて、深く、激しいものへと移行していく。

 そしてお互い改めて強く抱きしめあい、そのまま、時々キスしながらお互いの体に触れていく。
 「部屋、行く?」
 唇が離れたある瞬間、海里ちゃんはつぶやいた。ここは玄関から入ったばかり、まだ靴も脱いでいないところだ。
 僕は無言でうなずいた。海里ちゃん、僕の順に靴を脱ぎ、海里ちゃんの手に引かれて二階に上がった。
 海里ちゃんは上がってすぐのところのドアを開けた。
薄暗い部屋の中。
海里ちゃんは部屋の中に入るなり僕の方に向き直ってまた唇を重ねてくる。

「うぅんッ、んンッ、ンッ、ん……」
ギュッと閉じられた瞳から涙が流れ頬を伝う。
僕の肌にもそれが感じられて、指でそれを拭った。

海里ちゃんの思いは強すぎた。
キスをしながら僕はベッドに押し倒されてしまう。

 「たっくん、たっくん…ほんとは、毎日でも、こうしたかった」
 海里ちゃんはそのまま僕の上着のボタンを外し、自身のブラウスのボタンも外して、そのまま下着も取って、僕の上に倒れ込んだ。
 「たっくん、あったかい…」

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