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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 484

 「うーん、そうだね、いつの間にか聞けるようになる、みたいなやつ」
 「高いのじゃなくても、聞いてると効果あるよ」
 これには皆一様に頷いて聞いていた。

 「そうだ、ゲームしない?今から、ゲーム終わりまで、英語だけで会話する」
 奈緒ちゃんの一言。
 「「ええっ」」

それ以外の一同、皆固まる。
奈緒ちゃんは笑顔のまま、「大丈夫大丈夫。普通に会話するだけなんだからね」と言う。

「それじゃ今から15分間としようかな…スタート!」

唐突に始まってしまうゲーム。部屋の中が沈黙する。

 「え、あ…ス、スピーキング イングリッシュ イズ ベリー ディフィカルト フォー ミー…」
 沈黙を終わらせようと、僕は思い切って切り出した。
 「ミー トゥー」
 「ノット フォー ミー、 フォー アス!」
 
 僕の言葉をきっかけに、少しずつだが皆話し始めた。
 もともと英会話の授業もある学校だし、全く話せない人はいない。
 僕も、ここ一ヶ月の授業で、ここに来るときよりは少しは話せるようになっている。
 「Do you wanna have girlfriend?」
 奈緒ちゃんの突然の僕への質問。girlfriendは一回では聞き取れずに聞き返してしまった。僕はこのときはgirlfriendって「彼女」って意味で使うと知らなかった。
 「アイ ハブ オールレディ メニー ガールフレンド…ノー、ガールフレンズ」
 ちゃんと複数形に修正した。
 「Girlfriend means steady.Only one partner.」

 ここではじめて「彼女がほしいか」という質問と理解した。
 これは…日本語でも答えるのが難しい…

今ここにいる奈緒ちゃん、海里ちゃん、有佳ちゃん、純菜ちゃん、みんな関係を持った子だ。
みんなのことが大好きだ。ただ、彼女というのは…

「I want girlfriend…But,it is not now.」

うまく言えてるかどうかわからない。ただこれが率直な今の気持ちだ。

「Because,I can't choose only one」

室内がシーンと静まり返る。

「…………I love you. Takuma………」

海里ちゃんが、突然、そう言った。

 「Me,too.」
 「Not I, we!」
 純菜ちゃんと有佳ちゃんがこの話の最初と同じように言う。
 「Year,we all love you!」
  最後に奈緒ちゃんも続いた。そして、一種アメリカ的雰囲気だったからか、海里ちゃん、純菜ちゃん、有佳ちゃんが次々と僕の頬にキスし、正面にいた奈緒ちゃんは僕の唇にキスした。

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