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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 482

 『行くよ。誘ってくれてありがとう』
 僕はちょっとほっとした。英語はやはり奈緒ちゃんがいると頼もしい。
 この日は勉強は適度にして、早めに寝た。

 翌朝。10月4日 土曜日。
 気持ちのいい秋晴れ。とは言ってもテスト期間だからあまりウキウキするわけにも行かないが。

平日より少しだけ遅い時間に起きて朝食を食べると勉強会の準備をして外出。
奈緒ちゃんたちとの待ち合わせは街の図書館だ。開館時間は9時半。
茉莉菜ちゃんがいれば場所には困らないがそれ以外だと公共の場所を使うことになるだろう。その方が当たり前なんだろうけど。

「たっくん」
海里ちゃんがいち早く待ち合わせ場所に来ていた。

 「たっくん、昨日のテストどうだった?」
 「うーん、まあまあかなあ」
 「私は全然だよぉ」
 海里ちゃんとそんな話をしていると、スラリとして脚の長い、純菜ちゃんが現れた。
 「おはよう」
 「「おはよう」」

 純菜ちゃんは僕の隣に座った。純菜ちゃんと近くになるのは宿泊研修以来のような気がする。ちょっとドキドキした。

上は普通のシャツなんだけど、下にはいているデニムのパンツがものすごく丈が短くて健康的な太腿がこれでもか、と主張しているように見えた。

「たっくんは英語大丈夫?私、苦手だから奈緒に教えてもらおうかなぁって」
「うん、僕もちょっと不安だから…」

やがて有佳ちゃんと奈緒ちゃんもやってきて今回の勉強会メンバーがそろう。

 そして勉強会を始める。
 図書館なので、教えてもらうにも小声で、あとは静かに勉強が進む。周りも勉強しているか読書しているかなので、これ以上ない勉強の雰囲気と言える。

 
 「ねえ、たっくん、リスニング自信ある?」
 昼近く、純菜ちゃんが小声で声をかける。
 「うーん、まだないなあ」
 涼星では定期テストで英語のリスニングがある。今までいたところでは経験のないことだった。

 「みんなでリスニングの練習なら、カラオケボックスとか行く?音出していいところ、ってことで」
 僕たちの話を聞いた奈緒ちゃんがそう言った。

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