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君の人生、変えてあげる。
官能リレー小説 - 学園物

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君の人生、変えてあげる。 49

 僕は、小箱を示した。
「使う?」
 飛鳥ちゃんは、それを見てすぐに意味が分かったようだった。
「考えてくれていたんだ。うれしいな」
 僕は、箱をはじめて開けて、包みを一つ、切り出し、開いた。
 これは…どうやって、つければいいのだろう?菜々子先生に聞いておけばよかった…
 飛鳥ちゃんが起き上がった。
「つけかた、分かる?」
「…ごめん、わからない…」
「じゃあ、つけてあげる」
飛鳥ちゃんは僕の手からそれを取ると、丁寧に僕のモノにつけてくれた。
「ありがとう」
…飛鳥ちゃんにお礼を言いつつ、ふと思ったことを聞いた。
「…どうして、つけ方知ってるの?」

「“もう経験あるんでしょう”とか思った?」
 僕が反応する前に、飛鳥ちゃんは続けた。
「私だって、初等科から涼星なんだよ。そんな機会ないよ…その意味分かってから、男の人の…その…それを、見たのは、たっくんだけ…」
 飛鳥ちゃんは下を向いていた。
「これは、菜々子先生の、保健でやったんだ…模型使ってね」

「保健の授業で?!」

 この小箱をくれた菜々子先生。
「いつ誰と、どこでどんな風に…それは自由」と言った菜々子先生…この言葉、女子にも言っているのだろうか…
 そして“実技指導”までしてくださった菜々子先生!
 あの先生の授業なら、確かにそれはありえた。

「あの授業が役に立つことが、こんなに早く来るなんて…うれしいな…」

 飛鳥ちゃんは、そう言って僕を抱きしめた。

飛鳥ちゃんは、僕につけ方を教えながら、手際よく僕のモノにそれ…コンドームを装着させた。
…今後は自分でやらないとな。

「いいよ」
飛鳥ちゃんが耳元で囁いた。
「…いくよ」
僕は、ゆっくりと飛鳥ちゃんの中に自分自身を導いていった。

 「あ、痛っ」
  少しずつ挿れていく途中、飛鳥ちゃんは、少し苦しそうな表情を浮かべながら、そうつぶやいた。
 僕は、体を止めた。
 胡桃ちゃんのときは、お互いにあっという間だったから、こういう瞬間はなかった。
「ごめん、大丈夫?」
「止めないで…たっくんになら、来てほしいの」
「うん…」
 僕は、再びゆっくりとそれをすすめていった。
 飛鳥ちゃんの苦しそうな度合いがさらに程度を増していく。

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