君の人生、変えてあげる。 468
もう、僕の手の動きも陽菜さんの反応も、泡のあるなしの違い以外は前戯と変わらなくなってきてきた。
僕たちはどちらからともなくキスをしていた。
お互いに本格的にスイッチが入ったように感じた。僕は、洗っているという建前は残しつつ、手をだんだんと下に向かわせた。
軽いキス、では済まないほど僕らはお互いに火がついていた。
陽菜さんは自ら僕と舌を絡めてきて、両腕を僕の背中に巻きつかせてくる。
さらにその先もお願い、と言っている感じだ。
僕もそうなったらもう止まらない。
少々乱暴とは思いながらも陽菜さんの一番デリケートな部分を指でかき回した。
「あぁ、ひゃあ、ひゃああぁん…」
陽菜さんはキスをしながらも声を上げた。そして僕の敏感な部分にももう一度手を伸ばしてきた。
「あっ」
再びの刺激に僕は思わず声を上げる。
やがて、僕は陽菜さんの体の隅々まで泡をつけ終わった。
陽菜さんは少し呼吸が荒く、視線も定まってないような感じだった。
僕はちょっと楽になって貰おうとシャワーで陽菜さんの全身の泡を洗い流す。
「………拓真様」
「何かありました?」
「また…してもらってもいいですか?」
「もう洗いましたよ」
「いえ…またその、拓真様、ご本人が欲しいというか…」
僕はその、ちょっと風変わりな言い方に、内心ちょっと笑ってしまった。
「はい、そうおっしゃられるのでしたら、差し上げます」
僕はなるべく調子を合わせて言い、もう一度キスをした。そして、しゃがんだまま陽菜さんの体を引き寄せる。